1日に行われた韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の演説。
演説が行われたのは、104年前の1919年3月1日に日本からの独立運動が起きたことを記念する式典「3・1独立運動」の舞台。
歴代の大統領は、この場で日本との歴史問題に触れ、厳しい発言をしてきた。
尹大統領は「日本は、過去の軍国主義侵略者から我々と普遍的価値を共有し、安全保障と経済、
地球規模の課題で協力するパートナーになりました」と異例の言及。
尹大統領は、日本を“普遍的価値を共有するパートナー”と表現して、「歴史を忘れてはならない」としつつも、
「日本と協力し、世界の自由と繁栄に貢献しなければならない」と訴えた。
‘@やっと真面な大統領が韓国に表れたのか。
北朝鮮が着々と核やミサイル開発を進める中で、日本や米国との連携はますます重要になっている。
7割以上の若者が日韓関係の改善について必要だと答えていることも後押ししているのかも知れない。
米国も尹大統領の発言は大いに歓迎している。
当然今回の尹大統領の発言には、韓国国内で反発する意見も出る。
最大野党の代表は「歴史的責任と法的賠償なしには、信頼構築は不可能だ」
「独立運動の精神を毀損した」とSNSに投稿するなど、尹大統領を激しく批判。
尹大統領は、歴代政権とは一線を画し、歴史問題を政治利用しないとのスタンスを打ち出している。
今後、反対勢力からの批判に屈することなく、維持していけるだけの力が発揮できるのか、注目だ。
当然日本も協力し、後押しすべきだ。
大きな歴史転換になることを願う。