バイデン大統領は17日、プーチンは「人殺しの独裁者だ。
ウクライナの人々に対し、不道徳な戦争を仕掛けている真の凶悪犯に、ともに立ち向かっている」と述べた。
バイデン大統領は、前日もプーチン大統領を「戦争犯罪人」と呼ぶなど批判を強めている。
ブリンケン国務長官も17日、ICC(=国際刑事裁判所)が、
「戦争犯罪」にあたるかどうか調査を始めたことを、アメリカとしても支援する考えを示した。
ブリンケン国務長官は「意図的に民間人を標的にすることは戦争犯罪だ」と強調。
バイデン大統領の発言に対してロシア側は猛反発。
上院の副議長は「国交の断絶という選択肢もある」と示唆。
一方、プーチンはバイデン大統領から「殺人者」という認識を示されたことに対し、
日本への原爆投下を引き合いに出して、
「米国は広島と長崎に核兵器を使った。これは軍事的には全く無意味で民間人の虐殺だった」と反論。
また「アメリカ大統領の健康をお祈りする」と述べ、バイデン大統領の思考能力を揶揄した。
しかし、この論争は今に始まったことでは無い。
バイデン大統領は2021年3月17日放送の米ABCのインタビューで、
2020年に行われた米大統領選にロシアが介入を試みたとの見方を表明。
ロシアのプーチン大統領は「代償を支払う」ことになると語った。
番組で司会者から、プーチン氏は「殺人者」だと思うかと問われたバイデン大統領は、
少し考えた後で「そう思う」と答えた。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は18日、記者団に対し「歴史上類を見ない」と発言。
バイデン大統領は5月30日、地元デラウェア州で演説を行い、
米ロ首脳会談でプーチン大統領に「人権侵害を容認しないことを明確に伝える」と主張。
ロシア反体制派の政治指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏及び、
ベラルーシ反体制派のジャーナリストロマン・プロタセヴィッチ氏と交際相手の拘束を念頭に発言した。
加えて、バイデン大統領は、ロシアによる米政府及び企業を標的にしたサーバー攻撃に関しても、
プーチン大統領に対面で抗議する予定だとした。
米公共ラジオ(NPR)は、米国国際開発庁(USAID)がロシアからサイバー攻撃を受けたと報道していた。
バイデン大統領は、プーチンが挑戦状を叩きつけたと受け取った。
バイデン大統領は、当時、日本の安倍総理とプーチンの関係に不快感を抱いていた。
だから、安倍議員はバイデン大統領に信用されていなかった。
ホワイトハウスは、バイデン大統領と中国の習近平国家主席がウクライナ情勢などをめぐって、
18日に電話会談すると発表。米中首脳による会談は、ロシアによるウクライナ侵攻後、初めてだ。
‘@今回の米中首脳会談で、中国の出方、バイデン大統領の本気度が垣間見えるだろう。