政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

​日本の「外来種」に世界が頭を抱えている。

近年、ブラックバスマングースなど日本の生態系を脅かす外来生物が大きな問題となっている。

しかし日本原産の生物の中にも、海外で環境を破壊しているものがある。



例えば国際自然保護連合(IUCN)が選ぶ「世界の侵略的外来種ワースト100」にはクズとワカメが入っている。

日本で古くからくず粉や葛根湯に利用されているクズは繁茂力が非常に高い多年草

アメリカには1876年のフィラデルフィア万国博覧会の際に日本から持ち込まれ、かつては飼料用や観賞用としてもてはやされた。

しかし現在では米南東部の土地300万ヘクタールを覆い、林業の生産性も落とす有害な雑草とされている。

1ヘクタール当たり500ドルの駆除費用がかかるため「グリーンモンスター」と呼ばれる。



ワカメは東アジアに自然分布するが、1980年代以降、「ワカメの子供(遊走子や配偶体)」が種カキや船体に付着したり、

船のバラスト水(重り)に混入したりして世界各地に拡散。

日本と朝鮮半島では食用にするが他の地域ではほとんど食べないため大繁殖し、

自生種や養殖漁業に悪影響を与える害藻として扱われている。

茜 灯里(作家・科学ジャーナリスト



‘@クズは生えていても実物を知らないから見逃しているだけかもしれないが、周囲では見かけない気がする。

ワカメもほとんどの国では食べないので単なる害草。

海苔などもそうだが外交人は食べても消化できないと言う話を聞いたことがある。

日本の日常が世界では非日常の単純だが興味深い話だ。

因みに、クズが太陽光パネルを設置している場所で発生して繁殖してしまうと、

パネルを大きな葉が覆い、大きく電力生産量を損なうことから、

クズの除草、防除は電力業者にとって緊急の課題だそうだ。

だとすれば、わたしも目にしているが気付いていないだけなのかもしれない