日米韓3か国は、北朝鮮の弾道ミサイルを探知・追尾する日韓両国のレーダーシステムを米国経由で連結し、
ミサイル関連情報を3か国で即時共有する方針を固めた。日本の迎撃能力強化につながる取り組みとなる。
6月初旬にシンガポールで開催予定の日米韓防衛 相会談で大筋合意する段取りで、早期の運用開始を目指す。
3か国は昨年11月の首脳会談で、北朝鮮のミサイル関連情報を「リアルタイム(即時)で共有する意図」を確認し、具体策の議論に入っていた。
岸田首相が今月7~8日に訪韓するなど、日韓関係が改善したことも追い風となり、大筋合意の道筋がついた。
19~21日に広島市で開催するG7サミットにあわせて実施する日米韓首脳会談で調整状況を最終確認する方針。