性的虐待の法的責任。
約30年前に性的暴行を受けたとして作家のジーン・キャロル氏がトランプ前米大統領を訴えた民事裁判は、
性的虐待と名誉毀損についてトランプ氏に法的責任があるとの評決に至り、
同氏に500万ドル（約７億円）の損害賠償支払いが命じられた。
男性６人と女性３人で構成する陪審団は９日、ニューヨーク市マンハッタン地区の連邦裁判所で３時間弱かけて評議。
キャロル氏は1990年代に百貨店の更衣室でトランプ氏に性的暴行を受けたと主張。
そのことを記述する文章を発表した後、トランプ氏がキャロル氏を嘘つきだと公言し、
キャロル氏は名誉毀損でも訴えていた。
評決は強姦罪ではなく性的虐待でトランプ氏に法的責任があるとの判断だった。
