米東部ニューヨーク州の弁護士が審理中の民事訴訟で資料作成にChatGPTを利用した結果、存在しない判例を引用してしまったことが問題となっている。
問題が起きたのは、米ニューヨーク行きのフライトで食事配膳用カートが当たってけがをしたとする男性客が南米コロンビアのアビアンカ航空を訴えた訴訟だった。
資料で引用された判例が見つからなかったため、ニューヨーク州連邦裁判所のカステル裁判官が確認したところ、弁護士がChatGPTを使っていたことが発覚。
弁護士は資料にデルタ航空やユナイテッド航空などが関連しているとされた6件の実在しない判例を引用していた。
同裁判官は「インチキな引用を使ったインチキな司法判断が記述された資料が提出された」と指摘。
「前例のない状況に置かれている」と説明。
弁護士を懲戒処分にするかどうかを判断するために6月8日に審理を開く予定だ。
‘@確認を怠る、自業自得だ。
弁護士にも、おまかせ・特上・松・竹・梅がある。
そして弁護士に得意分野はあるが、季節のおすすめはない。