大会ディレクターのモレスモ氏―全仏テニス。
テニスの全仏オープン女子ダブルス3回戦で、加藤未唯(ザイマックス)の打球がボールガールに直撃して失格となったことに関し、
大会ディレクターのアメリ・モレスモ氏(フランス)は11日の記者会見で、
「良いとか悪いとか言うつもりはない。グランドスラムのルールブックに書かれており、かなり明確だ」と述べた。
モレスモ氏はこの問題についての人々の見解は分かれているとし、「不公平と言う人もいれば、ボールガールを7、8分泣かせたのならそれは意味を持つ、との意見も聞いた」と語った。
加藤がその後の混合ダブルスでの出場を認められ、初優勝を遂げたことに関しては、
「彼女の出場を継続させたのは大会側の判断。少なくとも彼女にはポジティブに働いたと思う」と述べた。
今回、競技に関する責任者は映像を確認せずに失格と判断したことについてモレスモ氏は、
「他のスポーツで既に使われている物について、検討するのは間違いないだろう」との見解を示した。
‘@大方の意見を他所に、やはりわたしの見方が的を得ているようだ。
危険球に関するルールの前半部分には「ボールを暴力的に、危険に、あるいは怒りを込めて、打ったり蹴ったり投げることを禁じる(一部割愛)」と書かれている。
後半部分にも「危険球とはコート外に意図的にボールを打つこと、コート内で危険を顧みずに、あるいは不注意にボールを打つこと(一部割愛)」との記載がある。
コート外に意図的にボールを打ってはならない。
少なくともアイコンタクトが必要と言うことだ。
ボールガールは加藤選手の打ったボールがいきなり自分に飛んできたので咄嗟に避けているが、避けきれず首か後頭部辺りに当たった。
ボールガールは突然のことにビックリして泣いたのだ。
そして、硬球のテニスボールは意外と固い。
失格の是非はともかくとして、加藤選手のミスだ。
ワンバウンドで返せば何の問題もない。