順番を間違えたマイナカード。
マイナンバーカードを巡っては、別人の情報がひも付けされるなどトラブルが相次いでいる。
最初にマイナンバーを基にしたマイナンバーカードを作ります。
それが国民保険証になりますと、政府は言えばよかった。
それを小出しに小出しにして、後からマイナンバーとマイナカードは別物です。
マイナナカードを保険証にします。やっぱり今までの保険証も持参してください。
その舌も乾かない内に、次のマイナカードは名前を変えるかもって、今も完全には機能していない。
この問題の要だ。一つのことが解消していないのに、次から次へと紐付け大混乱になっている。
それでも平気な涼しい顔をして次のことを言っている。だから信用されない。
あり得ない。新車が発売されました。購入者から不具合の苦情が。安心してください、後継車は名前を変えて売り出しますから。
どうせなら、政治の決断で覚悟をもって国民をけん引すべきだった。
政府は「マイナ保険証」に統一するため、現在の保険証を24年秋に廃止(猶予期間は25年秋まで)する方針を変えない。
だが。マイナ保険証に別人の情報を誤って登録するミスが7372件発覚。このうち10件で薬剤情報などが別人に閲覧された。
また口座をひも付ける際に本人でなく、家族などの口座を登録していたケースが約14万件確認されている。
これは確認ミスだろう。あれだけの人員を割いていたにも拘らず確認できなかった、しなかった。
マイナ登録名と口座名が違えば普通は分かるはずだが。
これとは別に、家族以外の他人の口座を誤登録された可能性があるケースは940件にも上る。
ほかにマイナカードを使って住民票の写しなどがコンビニで受け取れるサービスで、別人の証明書が誤交付されたケースもある。
最初は仕方ないとは言え、あまりにもミスやトラブルが多すぎる。
こんな不手際では。それでなくても信用されていない政府が、さらに信用されなくなるのは当然だ。