SODAさんの一連の投稿後、「痴漢大国」「日本の恥」がXでトレンド入りし、
15日、フェスの主催者であるTryhard Japanは法的措置を取ることをSNSで発表。
「身体を触った人たちは、自分たちが性犯罪をしているという意識はなかったのだろうと思います」
そう話すのは、痴漢犯罪を減らす活動をしている一般社団法人痴漢抑止活動センター(以下、センター)の松永弥生代表。
「本人たちは軽い気持ちでやったのではないでしょうか。その意味で日本的な事件だと感じました」
「他人の胸や性器などのプライベートパーツは触ってはいけないという意識が希薄なのです。
他人の身体を触ることに対してあまり深く考えていない。日本ではこういった教育が十分にされておらず、今回の性被害はそれが表に現れたのだと思います」
今回の事件では、性被害を伝えるSODAさんの投稿に対して、「露出度の高い服装をしているのが悪い」など、服装を批判する投稿がされた。
これに対して、SODAさんは自身のXで、「私がどんな服を着いたとしても、私に対してのセクハラと性的暴行は正当化できない」などと反論。
「背景に根強い“痴漢神話”がある」と松永氏は指摘する。
“痴漢神話”とは、「被害に遭ったのは露出の多い服装をしていたからだ」など、根拠がないにもかかわらず、まるで事実のごとく広まっている痴漢などに関する言説のことだ。
松永氏は、性被害者に対して、『そんな格好をしていたから被害に遭ったんだ』と言うことはセカンドレイプに当たります」
さらに、松永氏は「世間には『事前のセカンドレイプ』もあふれている」と話す。
『事前のセカンドレイプ』とは、露出度の高い服装などをしている人に対し、犯罪に遭うと忠告することで言われた人を心理的に傷つけることをいう。
SODAさんの事件と同時期の今月12日、モデルの藤川らるむさんが、電車に乗る際の服装をアップ。
その投稿に「露出度の高い服は性犯罪に遭いやすい」という内容のコメントがついた。
これに対して、藤川さんは「昔から思うけど私がどんな服を着てても、そんな服着てる方が悪いって風潮いつになったら終わるの?笑」と反論。
校内で男女混合グループで話し合いをしていたところ、ある男子学生が「痴漢をされると女の人も気持ちよくなってくるんでしょ?」と言った。
それを聞いた女子学生は驚いて、「そんなことあるわけない。痴漢をされればすごく気持ち悪いし、恐怖しか感じない」と伝えたという。
しかし、男子学生は納得できず、「でも中には気持ちよくなる女の人もいるでしょ?」と反論。
議論は30分ほど続いたが、両者の間の溝は埋まらなかったというメッセージを女学生が松永氏に送ったこともあるという。
松永氏は「学生たちがアダルトビデオなどから性に関する知識を得ている状況が問題です」と指摘。
‘@当たり前の話。
他人をむやみに触ってはいけない。
ただ、群衆の中に露出度の高い服装で入るべきではないと思う。
距離をとるべき。
触りたがる輩はいることを認識すべき。
獣は興奮する。
でも、だれもがそうではない。
わたしもわたしの知り合いも他人の胸や性器を触ったことなど一度もない。
多くの男性や女性もそうだと思う。
しかし、肩や腕などを気軽に触る人は中にはいる。
日本特有のものでは無いと思う。
韓国女性の4人に1人は痴漢を経験したことがあるとの調査もある。
本当の話だとすれば、痴漢をされた女性は気持ちがいいと述べた男子学生は病気。
事件を起こさない内に早く病院に行った方が良い。