政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

​量子コンピューター超えの計算能力開発。

量子コンピューター超えの計算能力…東京理科大が開発した「LSIシステム」がスゴイ
開発した4096ビットスケーラブル全結合型イジングLSIシステム

東京理科大学の河原尊之教授らの研究チームは、回路線幅22ナノメートル(ナノは10億分の1)の相補型金属酸化膜半導体(CMOS)を使い、

現在の量子コンピューターを超える計算能力を持つ大規模集積回路(LSI)システムを開発。



低消費電力かつ高速に解く。複数のチップを並列動作させることで機能を拡張し、大型の設備が必要なクラウドサービスを使わずに大規模な計算を可能にする。

組み合わせ最適化問題の一つである4096頂点の「頂点被覆問題」が解けることを確認している。

2030年ごろまでにビット数を2メガ(メガは100万)個程度まで増やし、50年ごろに実現するとされる同方式量子コンピューターと同等以上の計算能力を目指す。



量子コンピューターは組み合わせ最適化問題を解くのが得意だが、超電導方式では極低温に冷やすために大規模な装置が必要。

これに対し、既存のシリコン半導体によるLSIで同様の計算が可能になれば、幅広い領域において、現場で手軽に使えるなど応用の可能性が広がる。