【清和会】安倍派、1億円超の裏金か。
パーティー券ノルマ超えを還流 地検が立件視野。
国民には増税増税と言いながら、自分たちは裏金を調達。
自民党の派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題で、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)が、
所属議員が販売ノルマを超えて集めた分の収入を裏金として議員側にキックバックする運用を組織的に続けてきた疑いが。
派閥の政治資金収支報告書には収入・支出のいずれも記載しておらず、裏金の総額は直近5年間で1億円を超えるという。
最大派閥による組織的な裏金作りの疑惑が自民党を揺るがしている。
安倍派議員はそろって具体的な説明を避けるが、党全体への深刻な不信を招いている。
疑惑をもたれている直近5年間で会長だった細田博之前衆院議長、安倍晋三元総理はすでに死去。この間の事務総長を担ったうちの3人は政権中枢にいる。
事務総長は派の運営を取り仕切る役職で、会長とともに派閥の資金の流れを知りうる立場にある。
松野博一官房長官は2019年9月から約2年間、事務総長を務めた。
1日は午前、午後いずれの会見でも説明を求められたが、「政府の立場」を強調、「差し控える」を繰り返し、質問に取り合わなかった。
松野官房長官の事務総長職を継いだ西村康稔経済産業相も閣議後の会見で、
「個々の政治団体の話で、政府の立場としてのお答えは差し控えたい」と、逃げた。
現在の事務総長で、党国会対策委員長の高木毅氏も、記者団の取材に(コメントは)「ありません」とだけ述べ、早々に立ち去った。
「政治とカネ」の問題は枚挙にいとまがない。相変わらず政治家の黒い体質は変わっていないようだ。
疑惑に向きあわない姿勢は国民の信頼関係を失わせるはずが、国民もなぜか政治家には緩いので繰り返される。
ここら辺りで国民も政治のことを真剣に考えるべきだと思うが。