女子テニスの大坂なおみ選手が、アメリカウィスコンシン州で起きた黒人男性銃撃事件に抗議して、
出場中の大会を棄権すると表明していたが、方針を転換し準決勝への出場を決めた。
方針転換についてイギリスの新聞ガーディアンは、
大坂選手がWTAとの協議や主催者側が試合日程を、
1日延期した対応などを受けて決めたと報じている。
スポーツ選手は政治であるとか差別に関するメッセージを持ち込んではならないと言われてきた。
しかし、今は、俳優やスポーツ選手も様々な形で発信している。
とてもいいいことだと思う。
特に差別などに関しては、影響力のある人の発信は大きい。
今回の大阪選手の投じた一石は大きいものだろう。
しかし、大会を放棄しなくてもいいのではないだろうか。
発信の仕方はいくらでもある。
勝ち上がってきた大会を、大会に関係ない理由で放棄するということは、
大会を侮辱することになり、出場選手をも裏切ることとなる。
そして、それに関わる多数の人に迷惑をかけることになる。
楽しみにしていたファンを裏切ることにもなる。
大阪選手を多くの人が支えている。
スポンサー、マネジメント会社、大会関係者、ライバル選手、家族、友人、
メディアなど、数え上げたらきりがない。
多くの人に支えられていることを忘れてはいけない。
発信の仕方は他にもある。
今回は出場するようで、大会関係者、ファンも胸をなでおろしている事だろう。