辞任を表明した安倍総理が「これから人事もあるし、国会もある。
いろいろと乗り切るためには、余力を残して辞任するのが一番だ」と語っていたことを明かした。
これ以上日本全体が悪化する前に退任し、党総裁選や政局への影響力を残そうという、安倍総理の魂胆がみえる。
安倍総理は、持病の潰瘍性大腸炎について「薬が効いてかなり良くなってきた」と説明。
稲田氏が「ウィズ大腸炎で頑張れるのでは」と翻意を促したが、辞意は固かったという。
‘@やはり、先日述べたように、安倍総理は姑息で、最後までウソつきだった。
以前から指摘しているが、ウソを付く人の何を信じるのか。
何でこんな人に多くの国民が騙され続けるのか不思議で仕方ない。
第一次安倍政権の時と同じだ。
任命した大臣たちの不祥事で辞することとなったのに、体調のせいで辞めると表明。
今回も、痛手を負った日本が、さらなる痛手を負う可能性があるので、
その前に、病気を理由に泥船から下りたのだ。
大臣室で金を受け取った甘利議員、証拠をドリルで隠滅した小渕優子議員、
うちわ問題で辞した松島みどり法相、メロンを配った菅原一秀議員、
自民議員のパーティーで、議員を「復興以上に大事だ」と失言。即日辞任した桜田義孝元五輪相。
東日本大震災に関しては「まだ、東北で良かった」と発言した今村雅弘元復興相。
買収容疑の河井議員夫婦。
これはまさしく第一次安倍政権の再現だ。
第一次安倍政権では、次々と大臣の「政治とカネ」問題が噴出。
辞任ドミノが起こり、さらには「消えた年金」問題が追い打ちをかけ、
それから約1カ月半後の9月12日、安倍総理が唐突に辞意を表明。
この時は当初、テロ対策特別措置法に基づく海上自衛隊のインド洋での給油活動を続けるために、
「私が辞することによって局面を転換したほうがよいだろうと判断した」というものだった。
翌13日に慶應大病院に入院し、24日にあらためて会見を開いて、
「この1カ月間、体調は悪化し続け、体力に限界を感じるに至りました」
と健康問題が理由であると修正。
しかし、この時点でも「潰瘍性大腸炎」だとは一言も言わなかった。
公表された医師団の診断は強度のストレスと疲労による「機能性胃腸症」だった。
安倍総理がやる気がなくなっている、辞めたがっているという話は、すでに5月くらいから出ていた。
そして、6月に国会を閉会した後は、もう国会に出たくないの一点張り。
完全にモチベーションが低下していたとの関係者の話がある。
度重なる任命大臣の不祥事、総理自らの疑惑の数々、新型コロナでの対応の度重なる批判。
新型コロナ感染は一向に収束する気配を見せず、秋冬に向けさらに厳しくなる。
経済は悪化し、望みを賭けてきた東京五輪は中止の可能性が高い。
これからはさらに責任を問われる問題が次々浮上する。
安倍総理はこれ以上政権に居座っても良いことはないと判断。
総理在任最長記録を打ち立てた後の辞任を計画的に進めたのだ。
その証として、本来なら国のトップの病はトップシークレットのはずなのに、
健康不安情報を少しずつ流し続け、「休んだ方が良い」と同情を買い、
結局、潰瘍性大腸炎が再発したことを理由に辞任した。
その辞任は余裕を持った辞任だと稲田氏が明かした。
全てがつながる。
そう遠くはない時期に、麻生氏も二階氏も去るだろう。
今後は黒幕として暗躍するつもりのようだ。