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関越道立往生と新型コロナ拡大の双関。

東日本高速道路の小畠徹社長が18日、記者会見し、

「長時間滞留させ、申し訳ない」と謝罪した。

同社によると、上り線で立ち往生が始まったのは16日午後6時ごろ。

塩沢石打サービスエリア(SA)付近で大型車両が雪で動けなくなり、後続の車も雪に埋まった。

しかし同社が上り線を通行止めにしたのは午前10時20分と、半日以上経過した後だった。

塩沢石打IC付近を先頭に、すでに約15キロの立ち往生が起きていた。

翌17日朝に、この大型車は走れるようになったが、その間に積もった雪で後続車が動けず、

大規模な立ち往生につながった。

同社は「雪を排除して車を流す作業ができていたので、通行止めにする必要はないと考えたが、

作業が追いつかなくなった。結果的に誤った判断となってしまった」と話す。

国土交通省長岡国道事務所によると、並行する国道17号も、

雪の影響で上り線が約5キロ渋滞していた。

これを避けるため、東京方面に向かう車が関越道に流入し、大規模な立ち往生を招いたとみられる。

同事務所は、国道17号に設置した道路情報板で「この先で通行障害」と注意喚起していた。

上り線が渋滞していることは載せず「冬タイヤ・チェーン規制」だけを示していた。

 

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同社は「この対策をしてくれれば車は高速道路を走りきれるだろうという判断だった」と話した。

さらに18日午前、上り線の通行止めの台数を「68台」と誤って発表。

しかし実際は1000台以上が立ち往生していた。

段階的に通行止め区間を増やしたが、立ち往生の車は最大で2000代以上となった。

普段からドカ雪の多い関越道は日本の高速道路で最も高度な除雪装備を配置している。

通行止めが早ければ、これほどの立ち往生は防げたはずだ。

通行止めの判断は同社だけではできず、事前に県警との協議が必要になるという。

毎年のように発生する大雪での車の立ち往生。

通行止めの早期対応、リアルタイムで情報発信出来る体制なども整えておくべきだ。

今回の立往生は、政府の新型コロナ対策の後手後手状態を見ているようだ。