関西3府県、緊急事態宣言要請。
大阪府の吉村知事は、緊急事態には「ない」としていたが、
一転、政府に緊急事態を要請。
9日、府の新型コロナの新たな感染者は647人確認。
府内の新規感染者数としては2番目の多さで、3日連続で600人台となった。
死者は30~90歳代の男女10人で、30代男性に基礎疾患は無かった。
3知事は政府に「さらなる感染防止対策が必要」と訴えたが、
西村大臣は「増加原因を分析する必要がある」として、
今後の状況を見極めた上で判断する考えを示した。
吉村知事は、大阪市内の飲食店などに対して行っている時短営業要請を、
14日から2月7日まで府内全域に拡大し、午後9時までとしている営業時間を午後8時までに繰り上げて、
首都圏と同水準にする方針を示した。
映画館など商業施設にも午後8時までの時短営業を働きかけ、
府民には不要不急の外出自粛を要請する。
兵庫県の井戸敏三知事は「今の段階で直ちに実施するような状況ではない」と述べ、
12日から、神戸市など4市の飲食店などに午後9時までの時短営業を求める。
京都府の西脇隆俊知事は「直ちに実施するかどうかは別にして検討はする」と述べるにとどめ、
京都市内の飲食店などを対象に求めている午後9時までの時短営業を継続。
‘@3府県の足並みも乱れているようだが、早くに要請していれば、
1都3県と同様に実施できたものを、
菅総理も、緊急事態宣言発出の会見で、大阪は感染を抑えられていると言及。
その口の根も乾かないうちに、吉村知事同様緊急事態を宣言しては、面子丸潰れ。
すこし、間を置く必要がある。
菅総理は10日、NHK番組に出演し、府県を緊急事態宣言の対象追加について、
「必要であれば、すぐ対応できるよう準備はしている」と述べた。
準備も何も、宣言をすれば済むことだが、準備しているということは、直ぐには発出しないということだ。
総理も知事も、政治家の面子の拘りで、感染対応が後手後手になっている。
吉村知事は、8日の府対策本部会議後、記者団に、
「天井を突き抜けた。次も(過去最多を)超えるだろう。ステージが変わったと思った」と、
遅きに失した、緊急事態宣言要請の方針転換の心境を吐露したがすでに遅し。
もう一つ重要なことは、菅総理が北海道や大阪は時短要請に応じたから、
感染者数が減少していると、東京都を非難したが、このデータを分析する限り、
残念ながら、中途半端な時短営業だけでは、感染拡大が収まらないことが分った。
クラスター発生は医療・福祉施設で45%の分析結果が出ている。
もちろん、医療、福祉を止めるわけにはいかないが、やはり飲食店だけではなく、
面で全国的に強い自粛を要請しないと感染は収まらない。
そして、医療・福祉関係の従事者は、そんな中で対応してくれているということを再確認すべきだ。
その人たちに応える答えはただ一つ、感染者を増やさないこと。
@25・50・100・200.・400・800・1600・2400・3200・4800・9600・19200・38400・76800・153600・307200
新型コロナに対応している医療従事者、介護の皆様には心から感謝。