宗教団体「InterCP」は、慶尚北道の尚州市にある宗教施設で、
540名以上の集会を開きクラスターが発生。
これまで新型コロナの感染拡大を、早い対応で乗り越えてきた韓国。
ドライブスルー検査やスマホの位置情報をもとにした感染者追跡などは世界中から注目された。
昨年末には感染第3波が到来したが、すぐに具体的な防疫対策強化がとられて、
感染者数も徐々に落ち着きを見せはじめた。
しかし、今回、またしても宗教団体からのクラスターが発生し、韓国民の怒りをあつめている。
新型コロナウイルスの感染が深刻化しはじめた昨年2月、
韓国内での感染を拡大のきっかけともなった大邱市での「新天地イエス教会」でのクラスター。
2度目は、韓国に第2波が直撃した8月の「サラン第一教会」によるクラスター。
宗教団体からの深刻なクラスター発生は、今度で3回目。
そして、他宗教団体の寮などでのクラスターも発生している。
上記宗教団体は、当局へ非協力的な態度をとっており、
感染者の情報提出の拒否、ウイルス検査の拒否、さらには偽の連絡先を提出するなど、
新型コロナは、陰謀論的な発言をする団体もあり、韓国民の非難が集中している。
尚州市は「集会参加者全員の身元確保と、検査が終了するまで毅然とした態度で挑む」
と強い声明を発表した。