東京都内でひとり暮らしをする90代男性の新型コロナへの感染がわかったのは、1月中旬。
誤嚥(ごえん)性肺炎のため入院中のときだった。熱は一時、38度台まで上がった。
だが入院先の病院では新型コロナに対応できず、転院しなくてはならない。
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保健所も入院先を探したものの、コロナ患者を受け入れてくれる病院は見つからなかった。
男性には軽度のアルツハイマー型認知症もあり、ふだんはヘルパーの生活援助を受けて暮らしていた。
最終的に救急車を要請したが、受け入れ先の病院は見つからず、
結局、救急車でたどり着いた搬送先は自宅だった。