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平井デジタル大臣「不具合永久になくならない」開き直る。

新型コロナ感染者との接触を通知するスマートフォン用アプリ「COCOA(ココア)」の不具合について、

平井卓也デジタル改革担当相は19日の閣議後会見で「不具合というのは永久になくなりませんので、

この手のアプリは。今後何もない、ということはないと最初から言っておきます」と開き直った。

COCOAでは、一部の端末で通知がされないなど、不具合が相次いでいる。

Android」の利用者に、感染者と濃厚接触した可能性が通知されていなかった。

平井大臣は当初「そんなに難しいアプリではないし。不思議だ」と述べていた。


この不具合は去年9月末から実に4か月余りもの間「COCOA」は機能せず、放置されていたのだ。

田村厚労大臣は2月3日の午後、急きょ記者を集め、

「大変な迷惑をおかけし信頼を損ねる状況であり、本当に申し訳なく心からおわび申し上げる」

と、深々と頭を下げた。

COCOA」の不具合は、去年11月時点でインターネット上で指摘されていた。

SNS上でも、「COCOA」が機能していないという投稿が相次ぐようになっていた。

しかし、政府は何の対応もしてこなかった。

1月13日の衆議院内閣委員会で「COCOAは機能しているのか」と野党は厚労省にただした。

これに対し、厚労省の担当者は「1メートル以内で15分以上実際には接近していなかったり、

ブルートゥース機能をオフにしてしまったりなど、適切に作動できていないケースも考えられる」と答弁。

不具合の原因は利用者側にあるかのような答弁に終始した。



平井大臣の述べるように不具合は出る。しかし建設的な指摘に応えようとする姿勢が必要だ。

今回の不具合の背景には、経験不足と人手不足が見え隠れする。

不具合が出たら早く修正すればいい。そして、修正をしながら改善していくことを繰り返す。

今回の不具合放置は人災だ。

そんなこともできないで「不具合は永久になくならない」と開き直る平井大臣の姿勢は言語道断。

デジタル化を看板政策に掲げる菅総理大臣は、4か月余りにわたる「COCOA」の不具合について、

「お粗末なことだった」と陳謝した。

COCOA」は、国内の感染対策はもとより、東京五輪で日本を訪れる外国人にも役立ててもらうことを想定している。

イムリーな対応ができず、アプリの運用に対してしっかりとした体制がとれていなかった現実。

国民に許容してもらうためには、情報公開をしっかりしなければならない。

COCOA」が再び「切り札」として多くの国民に受け入れられるかどうかは、

開き直ることではなく、今回の失態から何を学び、生かせるかにかかっている。


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