「セブンーイレブン」のフランチャイズ契約の解除の理由をめぐって、
24時間営業を自発的にやめた東大阪市の店舗の元オーナーと本部が対立している問題で、
本部側は1日、店舗の明け渡しを拒んでいる元オーナーへの対抗措置として、
この店舗の駐車場に別の仮店舗を設置する工事を始めた。
店舗の元オーナーの松本実敏さんは、営業時間を自発的に短縮したあと、
本部からフランチャイズ契約を解除された。
松本さんは、不当な意趣返しだと主張して裁判を起こしたのに対し、
本部側も契約解除は接客態度の苦情が多いことなどが理由だとして、
逆に松本さんに店舗の明け渡しを求める訴えを起こしている。
セブンイレブン側は、裁判中の売り上げはすべて松本氏側に譲るとしている。
そして、双方が対立したまま裁判が続く中、本部側は1日、この店舗の駐車場に、
別の仮店舗を設置する工事を始めた。
本部側は先週、松本さんに対して3月29日の月曜日正午までに無条件で店舗を明け渡さなければ、
直ちに別の仮店舗の設置工事を始めると通告。
裁判でセブンイレブン側が勝訴したら、仮店舗費用約3000万円を、
松本市側に請求するとしている。