聖火リレーの密は、メディアが報じている数十倍の密になっている。
25日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」で行われた出発式から始まった聖火リレー。
各地で蜜の状態が続いている。
大会組織委員会で聖火リレーの運営を担当する河村裕美氏は、
「安全が確保できなければ「躊躇(ちゅうちょ)」なく中断する考えを示した。
しかし、私の予測通り、やったもん勝ち、中断なんかするはずがない。
聖火リレーは有名人が参加して沿道に密を作り、ランナーはマスクをせずに走っている。
その高揚感は、市民を新型コロナ対策から遠ざけ、感染はますます拡大する。
すくなくとも、有名人の起用を止めるべきだった。
コロナ禍、有名人を起用して密を作る意味が分からない。
相変わらず真逆の行為を推進する政府。
丸川6日に行われた名古屋での聖火リレーには、大勢の人が詰めかけた。
丸川珠代担当大臣は、「私もですね、正直ちょっと多かったなという感想がありまして…」
と、感想を述べている場合か。
大阪府の18日の感染者数は過去最多の1220人。全国で感染拡大が止まらない。
人が動けば感染も広がる、人が動かなければ感染は広がらない。
いまは、極力人が動かない対策をとるべきだ。
大阪や東京は「蔓延防止等重点措置」をとり、都民・府民は極力動かないよう要請しているのに、
一方で、人が動き密を作る聖火リレーを推進している。
国そのものが「病んでいる」としか思えない。
未来を考えると、新型コロナより深刻かもしれない。