大阪府池田市の冨田裕樹市長(44)が家庭用サウナを市役所に持ち込むなどした問題をめぐり、
26日、「市政を混乱させたことをおわびしたい」と述べ辞職する意向を示した。
その上で「いま辞職して選挙になり、高齢者を危険にさらすことは避けたい。
8月中には必ず高齢者のワクチン接種を終了させなくてはならない。
そのめどが立てば、けじめとして辞める」と語った。
一方、市議会は27日に冨田氏に対する刑事告発する議案に続き、
不信任決議案を採決する予定で、採決されれば可決する見込みだ。
冨田氏は「議会には『選挙にならないように配慮願いたい』と打診しようと思う」とし、
不信任案可決を回避したい考えを示した。
可決された場合は議会を解散し、自らも辞職して市長選に立候補する、
「ダブル選挙」に持ち込む可能性も示唆した。
冨田氏は市議を経て、2019年の市長選で大阪維新の会公認で初当選。
今回の問題発覚後の昨年11月、「一身上の都合」を理由に維新を離党した。
知人の男性を乗用車ではねるなどして殺害しようとしたとして、大阪府警堺署に、
殺人未遂の疑いで逮捕された、国家公務員の成松圭太容疑者(31)も、
日本維新の会の梅村みずほ参院議員の公設秘書。
コロナ禍、ダブル選挙になって混乱させたら市民に迷惑がかる。
でも、それは、あなたたちのせいですよ、と恫喝しているようなものだ。
百条委員会での虚偽の証言認証などはどうしても避けたい意向だ。