佐藤浩市、聖火ランナー辞退。
俳優の佐藤浩市さん(60)が7日に長崎県内で参加予定だった東京五輪の聖火ランナーを辞退していた。
長崎県内では7日から2日間、聖火リレーが実施され、約180人が参加する。
県などによると、佐藤氏サイドは「リレー関係者の安心や安全を考慮した」と理由を説明。
4月30日に辞退を決めたという。佐藤氏は長崎市を走る予定だった。
長崎県の聖火ランナーは、女優の仲里依紗さん(31)も辞退している。
長崎県などは7日、県内で新たに59人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。
長崎市では、銅座町の「のびる理容銅座店」で従業員5人のクラスターを確認。
クラスターが発生している田上病院やカラオケ喫茶、事業所で、それぞれ感染が拡大している。
聖火リレーは新型コロナ禍、百害あって一利なし。
聖火リレーでは観客が沿道で聖火ランナーと併走を試みるケースが多発。
組織委では走らないように呼びかけているが、聖火の移動に合わせて、
かなり多くの観客が徒歩で移動しながら撮影や観覧を継続するシーンが顕著だ。
組織委の高谷正哲スポークスパーソンは「移動しないで、その場でご観覧いただきたい。
危険であり、聖火が行き着くところに大人数が押し寄せる事象になるため、ぜひやめてほしい」
と訴えているが、そういう事態を作っているのが有名人が走る聖火リレー。
新型コロナ禍、自分たちで蜜になるきっかけを作っておきながら、
止めて頂きたいというのは本末転倒、愚の骨頂。
感染は全国へ拡大している。大阪の地獄は対岸の火事のようだ。
大阪では、4月29日に44人、5月1日に41人、7日に50人が死亡している。
(合掌)