休業要請に応じず酒類提供の店舗に。
大阪府の吉村洋文知事は25日夕、ABCテレビの情報番組「キャスト」に生出演。
緊急事態宣言の中、休業要請に応じず酒類を提供する店舗に怒りをあらわにした。
番組では要請に応じずに営業を続け、「売り上げが前年比の300%」などとする居酒屋を紹介。
要請に応じている店との不公平感に吉村知事は、
「“正直者がバカを見る”なんてことはあってはならない!」と語気を強めた。
「“もうかって仕方ない”とかおっしゃってますけど、ここのお店で来るお客さん、
陽性になってお父さん、お母さん、命失ってもいいのかな?って思いますね。
そういった方でも医療従事者の方は命を守る活動をしてるわけですよ。
....まあ、ぜひ協力してもらいたい」と、言葉を選び、あきれ気味に話した。
要請に応じない店舗には「過料を科す」ところまでしかできない日本の法律についても、
「営業停止ですよ。“守らない方が売り上げ伸びて良かったよ”という店が出てくるのであれば、
それを許していいんですか?法治国家として。営業停止にするとか、
感染を抑えるためにもっと強い権限を与えてもらいたい」と、表情を引きつらせまくしたてた。
大阪府はこの日、31日まで発令されている緊急事態宣言の「延長」を政府に要請することを決定。
‘@しかし、格差の一端を担っているのも行政。
知り合いの居酒屋の夫婦は、協力金が出るので店を休み旅行に出かけている。
レストランのオーナーは、協力金ではとても足りず店を閉めることに。
真面目に守ってつぶれる店、守らないでいつもより稼ぐ店。
自治体の要請を守らないで営業する店の中にも、
もう限界と営業する店と、最初から守らず稼ぐ店。