JOCの山下長は28日の会見で、アスリートたちへの批判について苦言を呈した。
「正直言って、選手たちは、国民やマスコミからの批判、怒りの的になることを非常に恐れている。
多くの選手達が国民からの声援を受け、いつもそれが力になっている。
しかし今回、練習に打ち込んでいていいのか、ワクチンを接種するのは、わがままじゃないのか、
選手たちにそういう思いをさせてしまっていることに、会長として非常に責任を感じている。
選手たちを守る役割を果たして来られなかったと思っている。
それは彼らや彼女が受けるべき責めではなく、日本オリンピック委員会が受ける責めだと思っている。
この場を借りてお願いしたいが、選手たちにそういう働きかけをするのはやめていただきたい。
叩くんだったらJOCとその会長の私を、あるいは組織委員会を叩いてほしい」
‘@山下会長は何か誤解しているようだ。
一見「すべては私が受けると」かっこよくも聞こえるが、
多くの国民、そしてマスコミは選手を叩いてはいない。
多分、一部の人が、選手の人に心無いメッセージや言葉を投げているのだろう。
私の知る限り、そのメッセージを目にしたことはなく、ほとんどの国民も同様だと思う。
競泳の池江璃花子選手(20)や一部の選手、JOCの山口香理事などは公にコメントしている。
だから、私も知っているが、公にコメントすれば反応も大きく返ってくるのは当然だ。
だから、池江選手には、練習に集中できるよう、あまり表で発言させないようにするべきだと進言した。
だから、この頃は話題にもならず、以前に比べれば池江選手への声もすっかり減ってきた。
山下会長も述べているように、あなたたちが選手を守らなくてはいけないのだ。
対応があまりにも遅すぎる。
そして、一部の人たちの仕業を、国民やマスコミへと広げるのはいかがなものか。
更に炎上する可能性がある。
物事は丁寧に見極め、慎重に発言しなくてはいけない。
ましてや、オリ・パラ開催は、もうそこまできている。
開催されれば、多くの国民は選手たちを応援する。
国民を信じるべきだ。
その点に関しては、マスコミも同様だと思う。
組織委員会や政府の対応がなっていないから、国民は疑心暗鬼になり、
その様子などが、マスコミを通じて流され、それを見聞きし不安になる選手もいる。
大元がしっかりしないからだ。
考えがズレている。