「森友学園」に関する決裁文書を、財務省が改ざんした経緯をまとめた「赤木ファイル」。
麻生財務大臣は、2日の閣議後記者会見で「あまり細かくは知らないねえ」と他人事対応。
その後も「分かってないで質問なんかするなよ」などと記者を叱咤。
記者に対し「その程度の能力か」と、恫喝も展開。
記者 赤木ファイルのことについて……。
麻生氏 ん?
記者:赤木ファイルのことについてお伺いするのですが。
1ページ目に赤木俊夫さんが書いたとみられる
「現場として厚遇した事実もないし」という一文がある。
これについて安倍すりのツイッターアカウントで、
「赤木氏は明確に記している。この証言がいわゆる報道しない自由によって握り潰されている」
と投稿して話題になっている。大臣としてはこの一文をどのように解釈しているのでしょうか、
麻生:あまり細かく知らないねえ、今の話は細かく。細かくは知りません。
うん、それしか答えようがないよ今。質問の意味をもう1回、
俺に分かるように分かりやすく説明してごらん。
もう1回言いたいなら、どうぞ。
と、麻生大臣は記者を子ども扱いして、もういいだろうと暗に促した。
記者:赤木俊夫さんが書いたとみられる……。
記者が話し出したら、話しをさえぎり、
麻生:赤木ファイルのことを言ってるの?
記者 そうです。(最初からそう言っている)
麻生氏 赤木ファイルの話ね。
記者 はい。(しつこい。そう言ってるだろう)その1ページ目に「現場として厚遇した事実もないし」という一文があり……。
麻生氏 ゲンパツした??
記者 「現場として厚遇した事実もないし」と。
麻生:あの、赤木さんのファイルというものは定義が難しいんですよ。
記者:(定義の話を聞いているのではないが)
赤木ファイルというのは何を意味しているんですかって、と言われると、
赤木ファイルとして厳然と存在しているわけじゃありませんから。
赤木さんが書かれたという紙自体は1枚に書いてあるからね。でしょ?
あんた分かってないで質問なんかするなよ? ね?
ちゃんと分かったふうに質問しないとおかしなことになっちゃうから。ね?
記者:(聞いてないことを話すのは長々ペラペラよく話す)
あの、私どもは赤木さんが書かれたというものはほぼ1枚なんですよ。
赤木ファイルというものを裁判所からそういったものを出せと言われたので、そういうものはないと。
赤木さんが関与したと思われるところだけずーっと出して、その全てを出したのをまとめて、
赤木ファイルと呼んでいるんだよね?
(財務省職員が麻生氏に耳打ち) 赤木さんがまとめたファイルです。
麻生:そうですよ、赤木さんがまとめたファイル。
(財務省職員が麻生氏に耳打ち) それを全部出している。
記者:(だから、それを赤城ファイルと呼んでいるんだよ)
麻生:だから全部が今までだって全部が載っかってるわけじゃないですからね?
分かるでしょ? だから赤木さんが出されたのは1枚だけ。
そのためこれまで赤木さんがずーっといったものをまとめて、何ページか、
このぐらいになっているんですよ。でしょ?
全然頼りねえ顔してるけど、質問するんだったらちゃんと、きちっと知ってないと具合悪いよ?
記者:(職員がまとめたファイルと認めているじゃないか)
麻生大臣:何新聞?
記者:東京新聞です。
麻生氏 東京新聞。そう、その程度の能力か。
訴訟において裁判所からの訴訟の指揮にもとづいて私どもとしては、
きちっと対応させていただいたということだけですよ、
公式的に答弁すりゃ。はい。もう、質問するときはもうちょっと上司とよく相談してね、質問しないと。
言われたことだけ言ってると答えられないよ。
記者:(言いたいことだけ言うのは質疑応答にならない。安倍前総理と同じだ)
‘@麻生大臣の方が何を言っているのかさっぱり理解できない。
そもそも、事件発生元の大臣が、細かいことは分からないと言ってのける神経。
細かく調べて理解するべきだ。
知らないと言いながら、全部が載っかってるわけじゃないと矛盾した答弁。
すべてが矛盾しているということは、何かを隠しているということだ。
この程度の能力の人が副総理で、財務大臣とは、国民や福岡市民の罪は大きい。