自宅療養者滞る食料届かず「1000人待ち」
首都圏では新型コロナ感染者の急増に伴い、自宅療養者への支援が滞りがちになっている。
自治体側から健康確認の連絡がほぼなく、放置されたり、
食料を届けるのに「1週間はかかる」と言われたりした感染者も。
自治体による自宅待機者への支援が機能不全に陥っている。
(なる分けがない!)
埼玉県の20代女性は8月上旬、同居の夫が感染したのを機に検査を受け、
陽性が判明したため自宅療養を始めた。
健康観察の連絡や、食料など支援物資が届かないことに疑問を持ち、
センターに何度も電話をしたがつながらず。
発症から10日ほどたち、ようやく保健所から連絡があったという。
その後も連絡はしばらくなく、結局、女性に「自宅療養解除」の連絡が入ったのは、
本来解除されるはずの日から5日も遅れてからだった。
自宅療養ではなく「自宅放置」」だ。
女性は軽症で済んだものの、「体調が悪い時はつらく、連絡がないだけで不安になった。
自宅療養をいつ終えていいのか困っていたのに、まさか療養が終わっていたなんて。不信感しかない」
と話す。
千葉県の40代女性は。今月中旬に発症し、自宅療養に入った。
自治体に食料など支援物資を希望したが、「1000人待ちで、届くのに1週間程度かかる」と言われたという。
支援物資は結局届かないまま、自宅療養の期間が過ぎた。
。女性は「食料などがなくて困っている人は少なくないはず。
ほしい人にはきちんと届くようにしてほしい」と訴える。