政府も、やっと私の提言を認めた。
以前から、「ワクチン頼りはダメ」と、再三指摘してきた。
政府の新型コロナウイルス対策分科会が3日にまとめた提言に、
「全ての希望者がワクチン接種を終えたとしても、社会全体が守られるという意味での、
集団免疫の獲得は困難」、こんな文言が記された。
政府の資料で、希望者全員が接種した後でも、集団免疫が達成できないことが明示された。
集団免疫の獲得は、世界的大流行の収束につながると期待されていたが、
ワクチンだけでは限界が見えてきた。
米疾病対策センター(CDC)が「戦況が変わった」と警戒を強めるのが、
「ブレークスルー感染」、ワクチンを2回接種しても感染してしまうことだ。
CDCによると、7月にマサチューセッツ州で起きたクラスターの、
感染者469人の約74%は接種を完了していた。
さらに、接種者でも未接種者と同じくらい他人に感染させる可能性がある。
デルタ流行前の調査では、接種後の陽性者は未接種者に比べて、
ウイルスの排出量は4割少なかったが、マサチューセッツのクラスターでは、同量だった。
接種者も強力なスプレッダーになり得るのだ。
‘@しかし、日本はいまだ、ワクチンさえ打てば何とかなるという認識が強いようだ。