自民党の総裁選に向けた動きが活発化するなか、
若手・中堅議員90人が立ち上げた議連「党風一新の会」の設立総会が開かれた。
呼び掛け人は、細田派の福田達夫、竹下派の津島淳両衆院議員ら。
会合では福田議員を代表世話人に選んだ。
派閥横断型で参加、およそ60人がリモートで出席。
「自民党の意思決定過程の透明性に対する不信感が指摘されている」として、
「党改革を通じた政治改革を断行し、国民政党としての信頼回復をはかるべき」
などとする緊急提言を取りまとめた。
議連は今後、総裁選の候補者に対して提言を提出するとともに、
議連のメンバーとの討論会を実施するよう求めていく方針だという。
福田代表ら若手は会合を重ね、党総裁選では投票先を派閥の方針で決めないことを求めてきた。
福田代表は総会後、記者団に「派閥一任で総裁選の行方を決めないことはほぼ達成できた」と述べた。
‘@90人まとまるとは大したものだ。
しかし、単なる意見会では続かない。
福田代表の所属する細田派は、党内最大派閥で、安倍前総理所属の派閥。
思惑絡みで参加している若手も多数いる。
福田代表の言葉通りに聞き入れることはできない。
福田代表の祖父は、福田赳夫元総理、父は「あなたとは違うんですよ」と明言した、福田康夫元総理。
衆議院議員の越智隆雄は従兄、
福田代表所属の細田派は、党内最大派閥で初代会長は祖父の福田武夫元総理。
安倍前総理も所属しており、いまは安倍派とも呼ばれている。96人所属。