野田聖子幹事長代行は、出馬に必要な国会議員20人の推薦人の確保に難航していたが、
15日、「確保するめどが立った」ことを関係者が明らかにしていたが、確約がとれたようだ。
16日夕、党本部で記者団に「総裁選(出馬)に必要な推薦人20人を整えていただき、
このたびの総裁選に出馬させていただくことになった」と出馬表明した。
河野大臣出馬で、野田議員に乗っかっても、後に控える衆議院選挙に影響があるとみる議員もいたようだが、
河野潰しで、二階派が推薦人を捻出したようだ。
野田議員が出馬すれば、更に票が割れるので、河野大臣は不利になる。
それは、野田議員の出馬会見でも見て取れる。
立ったままの、ぶら下がり会見のように、サラっと出馬表明はギリギリの攻防。
本人も述べているように、何とか推薦人を整えていただいた。
本人も当選するとは微塵も思っていないだろうが、今までは「でるでる詐欺」だったが、
やっと格好がついた形になった。
野田議員の場合は、出馬することが一つの目標となっていた。
それに比べれば高市候補は、出馬の会見場所にも拘り、野田議員とは力の入れようが雲泥の差だ。
出馬表明はどこでもいいだろうと言う人もいるだろうが、やはり意気込みは伝わる。
事実、総裁選の所見発表演説で票が動く場合もある。
とは言え、両氏とも河野潰し要因の匂いがプンプンとする。
それは、高市候補が挙対策本部を立ち上げ、衆参の国会議員約40人が出席したが、
安倍前総理は姿を見せなかった。
選対本部長には衆院議員の古屋圭司議員が選ばれた。