出版社の宝島社は22日、政府の新型コロナ対策で、「国民は、自宅で見殺しにされようとしている。」と、
企業広告を全国紙3紙の朝刊に見開き2ページで掲載。
掲載は、日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞の3紙。新型コロナウイルスを模した、
赤いボール状の物の下に、汚れた白いクマの縫いぐるみが倒れている様子を描いた。
キャッチコピーは「国民は、自宅で見殺しにされようとしている。今も、ひとりで亡くなっている人がいる。
涙がでる。怒りと悲しみでいっぱいになる。この国はいつから、こんなことになってしまったのか。
命は自分で守るしかないのか。」と訴えている。
広告の意図について担当者は「新規感染者は減少しているとも言われますが、
今も十分な治療を受けられないまま、亡くなる方もいます」とした上で、
「このような事態が現実となる前にできることがなかったのか、
再び感染が拡大した時の対策は講じられているのか、
この広告がいま一度考えるきっかけとなるよう、今回の掲載にいたっております」と説明。
宝島社は5月11日にも、企業広告で「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戦えというのか。
このままじゃ、政治に殺される。」と国の新型コロナ対策を批判していた。
現実、その通りとなった。
安倍政権から続く国民「無視」 菅政権が見せつけた機能不全の『断末魔』
しかし、その『断末魔』を味わうのは一般の国民。
「一切謝罪しない、責任をとろうとされない。そこが問題なんじゃないでしょうか」と、宝島社は訴える。