17日、NHKの日曜討論で衆院選に向けての各党幹部の討論会が行われた。
討論会では、れいわ新選組の山本太郎代表がフリップを出して説明したが、
カメラがフレームアウトし、真横から映す場面があった。
山本代表は横から映しているカメラの方へフリップを向け、
「(カメラで)抜いてくださいね、ちゃんと」とクギを刺す場面があった。
この場面を見て、多くの視聴者は「NHKの山本代表に対する仕打ちがひど」いなどとSNSなどで批判した。
同じく出演していた、」(NHK党)の立花孝志党首(54)が裏側を暴露した。
立花代表は「山本太郎さんがめっちゃケンカしてました。
見ている人からすればイジワルかと思われるかもしれないが、事前に説明を受けていて、
ラジオでも放送するので、すべての出演者に対し、フリップの持ち込みはダメですと言われていた。
ルールは守らないといけない」と明かした。
さらに「8時40分までに控室に入ってくださいと言われていたのに山本さんは来ない。
オンエアまでに来て、説明を聞いていない。ルールを守らないと、我々も(今後)出演できなくなるので残念。
NHKの番組制作に関して、文句があるなら出演しなければいい。政治家は権力者です。
権力者がメディアに対し、圧力をかけてはいけない。
もう一度、憲法と法律、放送法についてはしっかりと理解をしていただきたい」と山本代表を正した。
‘@物事を表面だけで判断してはいけない良い事例だ。
山本代表は、弱者に寄り添う政策を掲げる突破力のある人だが、
有権者が二の足を踏むのはこういう危うさだろう。
パフォーマンスも大事だが、政治家である前に人としてルールは守らなくてはいけない。
芸術家や研究者ならルールを守らなくても作品が全てだから良いのかも知れないが、
一般社会で生きるにはルールを守らないと、周り(他の人)にも迷惑を掛ける。
ましてや、政治家が他の人に迷惑を掛けて良いはずもない。
この件に関しては、立花代表の見識がもっともだ。