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静岡、岸田総理2度入りも敗北。

24日投開票の参院静岡、山口両選挙区の補欠選挙は、与野党「1勝1敗」の結果となった。

岸田内閣発足後初の国政選で「2議席死守」を目指した与党内では、

衆院選への影響を懸念する声が出ている。



静岡補選で推薦候補が競り勝った立憲民主党など野党は衆院選へ弾みとしたい考えだ。

山口補選は当初から自民党候補の優勢が伝えられ、自民は静岡補選で総力戦を展開した。

告示日の7日に岸田首相や小渕優子組織運動本部長を静岡入りさせ、

若林洋平候補(49)のテコ入れを図った。

6月の静岡県知事選では、自民の前参院議員岩井茂樹氏(53)に圧勝。

ほとんどの市町で得票を上回り、95万票超を獲得。約33万票の差をつけた。



川勝知事は4選を果たし、静岡補選で、立憲民主、国民民主両党が推薦した山崎真之輔候補(40)の支援に回った。

自民の当初分析では勝利だったが、その後一進一退の情勢が伝えられ、

岸田総理は21日にも応援に入り、支持を呼びかけた。

しかし、流れは山崎候補の方に向いていた。川勝知事応援の影響が大きかったようだ。

総理周辺は「2度も首相が入っての敗北は痛い。雰囲気が少し悪くなるのは避けられない」と懸念するが、

切り替えて戦うしかないと語った。



野党は、共産党が立候補し、静岡補選で候補者を一本化できず、序盤は苦戦を予想する向きがあった。

しかし、立民の枝野代表、国民の玉木代表、連合の芳野 友子代表が顔を揃え、

ともにマイクを握り、攻勢をかけた。

立民の福山幹事長は24日、記者団に「今回の(静岡補選の)勝利は、

岸田内閣や自民党に対する失望が広がっていることの表れだ。

衆院選に向けて大きな弾みとなる」と意気込んだ。



投票率は静岡が45.57%で前回参院選を4.89ポイント下回った。

投票率が下回っての、野党の勝利は大きい。

しかし、川勝知事の影響力を考えると過信はできない。