11月4日、ヤマダホールディングスが第2四半期決算短信を発表した。
「デンキ事業」の売上は6620億円と前年同期と比べ15・8%下げたものの、
「その他事業」は334億円と18・3%アップし、黒字転換したという。
その主な理由は、株式会社大塚家具の収益改善によるという。
元社長の大塚久美子氏(53)が同社を去ったのが昨年12月、まだ1年も経っていない。
ヤマダは、19年末に傘下に加えた大塚家具の売り上げを伸ばすため、無金利の分割払いサービスを提供した。
すると同サービスの利用により、たちまち家具の売り上げが10億円も積み増された。
客単価も倍増したという。
また、大塚家具がヤマダと業務提携して以来、ヤマダ電機の店舗に大塚の家具を置いたり、
大塚家具の店舗にヤマダの家電を置くなどした。
その結果、家具と一緒に家電を購入する人も増え、更に相乗効果が表れ顧客単価が上がった。
ヤマダ電機の収益を大塚家具が補足している格好となっている。
‘@経営者が変われば、企業は変わるという典型例だ。
無金利の分割払いはかなり有効なようだ。
だからジャパネットも多少高くても人気があるのか。