アメリカの住宅ローン企業のCEOが、Zoom会議で従業員900人を一斉解雇。
デジタル住宅ローン融資会社「Better.com(ベター)」のヴィシャル・ガーグCEOは、
ズーム会議で、「この会議に呼ばれているあなたは、解雇される不運なグループだ」と告げた。
従業員の働きぶりや生産性、市場の変化などに言及。従業員の15%を解雇することにしたと説明。
動画の中でガーグCEOは「前回これをやった時には泣いてしまった」、
「違うニュースであればよかったのに。会社が反映していればよかったのに」とメモを見ながら述べた。
その模様は、SNSに投稿された。
同社のケヴィン・ライアンCFOは「解雇を決めるのは断腸の思いだ。1年のこの時期には特に」と述べた。
一方で、「急激に進化する不動産市場」に追随するためには、
「堅固なバランスシートと、少数精鋭の労働力」が必要だと説明。
ガーグCEOの経営スタイルは以前も批判を受けていた。
昨年には米誌フォーブスが、ガーグ氏が従業員に送ったというメールを掲載。
そこには「お前たちはあまりにも仕事が遅い。まぬけなイルカの集まりだ。
だから止めろ、止めろ、今すぐ止めろ。俺に恥ずかしい思いをさせている」
ベターは住宅購入プロセスを「より早く、効率的に」する技術を売りにしており、
今年4月には日本のソフトバンクから5億ドル(約548億円)の出資を得ている。
企業価値は約60億ドル程度とされている。
‘@前回よりも今回は穏やかな表現に収めたようだ。
オンラインで面接してリモートワークとなればオンラインで解雇もあり得る。
これからは増えていくのだろう。
そもそも、社員が退職届を業者に頼む時代だ。