子どもたちに食事や居場所を提供する「子ども食堂」は、全国でおよそ6000か所と、
去年の調査と比べて20%余り増加。
NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」が、
全国の自治体や社会福祉協議会、支援団体などを通じて調べた。
それによると、「子ども食堂」は今月15日の時点で、全国で6007か所。
去年12月の調査より1047か所、率にして21%増えたという。
NPOによると、子ども食堂が発足した当初は、親が働いているために、
1人で食事をする子どもや食事が十分に取れない子どもなどが利用するケースが多かった。
その後、子どもだけでなく高齢者や学生など幅広い世代の交流の場として広がっていて、
コロナ禍だからこそ、子ども食堂を始めたケースも多いという。
全国の子ども食堂の数は、感染拡大前のおととしと比べ、ことしはおよそ1.6倍に増加。
毎年1000か所以上のペースで増えているという。
子ども食堂の中には、感染の拡大を受けて多くの人が集まって食事をとることを止め、食料の配布を始めた。
これをきっかけに、つながりがなかった高齢者や仕事を失った人などから連絡があり、
現在はおよそ50世帯に食料の配布を行っていて、生活などの相談にも応じているという。
‘@「子ども食堂」は増えることが良いことなのか?
国の助けがないのでボランティアが活動している。
安倍元総理は、2016年、子ども食堂に「活躍することを応援しています」という、
他人事のメッセージを発し、批判を浴びた。
批判を浴びたからかどうかは定かでないが、安倍政権は手を差し伸べることもなく、
そこから僅か5年で、子ども食堂の数は20倍近くも増えた。
それも、いまや、子ども食堂では無く「困窮者食堂」になっている。
本当なら、無いに越したことはない施設。
貧困を解消すべき立場の政府が、自助と共助でおやりなさいと言い放つ。
やむに已まれず手を差し伸べてくれるボランティアや企業で支えられている。
政府は共助がうまくいっているとほくそ笑んでいるのかも知れない。💩