家電量販最大手「ヤマダデンキ」と、東証2部上場の住宅設備メーカー「アサヒ衛陶」(大阪市)との、
業務提携に関する未公表情報をもとに株取引をしたとして、
大阪地検特捜部は26日、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで、
アサヒ衛陶元社長の町元孝二容疑者(61)と、京都市下京区の会社経営、上中康司容疑者(59)を逮捕。
両社の業務提携が公表前だった29年8月9日~21日、
インサイダー情報をもとにアサヒ衛陶株計5万株を計約581万円で買い付けた。
また、上中容疑者は、町元容疑者からインサイダー情報を受け、
同年8月4日~11月7日、自らが経営する会社名義などで、
同様に計65万株を計約8688万円で買い付けたとしている。
アサヒ衛陶はトイレの便器や洗面化粧台などの製造会社で、
平成29年11月8日に、ヤマダデンキとの業務提携を公表。
アサヒ衛陶株の1株当たりの価格は、提携公表前の29年11月2日時点で1460円だったが、
公表後の30年1月5日には3310円に上昇。
‘@老舗の住宅設備・衛生陶器に泥を塗った。