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​第6波で治療を受けられない「放置死」急増。

先日も報告したが、警察庁の集計によると、新型コロナに感染し、

自宅や施設で容体が急変するなどして亡くなった人が、

1月は全国で151人に上り、前月の3人から50倍以上に急増。

最多は東京の35人。次いで大阪25人、京都、兵庫が各10人と続く。

1カ月で151人は、第5波の昨年8月の250人に次ぐ過去2番目の多さだ。



第5波の入り口だった昨年7月の死者は410人だったが、放置死は31人と死者全体の7.6%だった。

一方、第6波の入り口である1月では、死者422人は昨年7月とほぼ変わらないが、

放置死は151人と全体の35.8%にも上る。

初期は、まだ病床に余裕があり、放置死は発生しにくいはずなのに、

なぜか、第5波よりも事態は深刻になっている。



今月の死者数は11日までで1278人。すでに昨年8月の874人を大きく上回っている。

今年1月の放置死率は昨年8月よりも高い。

今月の数字が過去最多になる可能性は極めて高いだろう。

昨年秋、岸田政権は第5波のピーク時の3割(約1万人)増となる約3万7000人分の病床を整備。

厚労省が発表した2月2日時点の全国の即応病床は3万9140床となっている。

対する入院患者は2万2653人で病床使用率は57%。

この状況で入院できない死者が相次ぐのは理解できない。



しかし、第5波のピーク(8月29日)の自宅放置者数は23万人だったが、

今月10日時点では86万人と4倍近くに膨れ上がっている。

この中には、基礎疾患がある高齢者でも軽症なら自宅放置。

検査がなかなか受けられず、陽性と分からずに亡くなるケースが相次いでいる。

病床の余裕を見せる、見せかけに過ぎず、放置死が相次ぐのは、適切な治療が行き届いていないからだ。

大阪も、軽症・中等症の患者用の病床の割合は100%越となっている。



重症者の病床はまだ余裕があるという。

余裕があるのに、なんで沢山の人が死亡するのだ。

明らかな矛盾、まやかしだ。

この先も放置死は増える。

岸田政権に弱い立場の人や高齢者の命と健康を守る気があるように見えない。

それを後押しするかのような発言を繰り返す素人コメンテーター。

 

恐ろしい話だ。

SNSでは、

>知り合いがコロナで亡くなった。

その話を同僚に言ったら、

「ねえ知ってる?日本ではコロナで死ぬ人より自殺者の数の方が多いのよ」と言われた。

自分の知人が亡くなったことと自殺者の数に何の関係があるのか、マジで意味不明。

(合掌)