大阪府は、新型コロナの感染拡大で保健所の業務がひっ迫するなか、
重症化リスクの高い高齢者への対応を優先したいとして、
感染が確認された人への保健所からの電話連絡を65歳未満のリスクのない人については、
取りやめる方針を決めた。
大阪府は、感染が確認された人に保健所が行っている電話連絡について、
これまでも、40歳以上の人や基礎疾患や肥満など重症化リスクのある人を対象としていた。
しかし、感染拡大に伴い、検査も連絡もままならない状況に追い込まれた。
電話連絡を取りやめる人には、携帯電話のショートメッセージで、相談窓口の連絡先を伝え、
中々繋がらない連絡先へ、必要に応じて自分から連絡をとるよう呼びかける。
大阪府は14日、こうした方針を府内全域の保健所に通知したという。
‘@仕方のない措置だと思うが、仕方のないことならそのような説明をすべきだ。
いかにも「やりまっせ」的な伝え方が反感を招く。
新形コロナで65歳未満でも亡くなる人はいる。
大阪府は14日、新型コロナに感染した60歳代と80歳代の男性2人が自宅で死亡したと発表。
60歳代の男性は大阪市在住。市によると、1月30日夜、息苦しさと発熱の症状が出たことから、
家族が救急搬送を要請。保健所は、入院先の調整がつかず、
男性に基礎疾患がなかったことから搬送はせず、改めて療養先を見つけることにした。
しかし、翌日、自宅で容体が急変し死亡。
80歳代の男性は中等症で入院していたが、症状が改善したことから退院し、自宅療養に切り替えた。
今月7日に容体が急変して亡くなったという。
放置で殺される。
国民を守るのが国、市民を守るのが自治体。
守れなかった場合は真摯に反省すべきではないのか。
軽んじられている気がする。
(合掌)