コロナ自宅待機者への酸素投与4倍近くに急増。
新型コロナの感染拡大で首都圏で自宅待機者が急増。
それにともない、自宅で酸素の投与が必要なケースも急増。
首都圏では今月15日までに先月1か月間の4倍近くに上っている。
グループ「ファストドクター」は、自治体の委託を受けて自宅療養者の往診を行っているが、
往診の依頼件数が今月は1600件に上り、先月の1100件をすでに上回っている。
都内でひとり暮らしをする50代の男性は、発症から10日たっても40度近くの高熱が続き、
医師が診察したところ、血液中の酸素の数値が89%まで下がっていたうえ、
聴診でも肺炎を起こしているとみられ、「中等症2」の状態だと診断された。
医師は保健所と相談して入院先を手配するために病院に電話をかけたが、
すぐに受け入れられるところは見つからず、自宅で酸素の投与を行って様子をみることになった。
「ファストドクター」の代表、菊池亮医師は「自宅で酸素が必要な患者が急激に増えている。
やはり病床のひっ迫がすべての原因なので、今後、感染者数が少なくなっても、
入院患者が退院するまでに時間がかかるので、現場はすぐに改善しない。
高齢者など重症化のリスクがある人をどう守っていくのか考えていく必要がある」と話す。
‘@現場の声を国や自治体は理解していないのか、放置しているのか。
騙されてはいけない。自宅待機は対策ではなく、切り捨て。
対策という言うのは本来、何らかの状況や事件を想定して、手段・策略を考え実行に移すことを言う。
「姥捨て対策」だ。
どうしてもそれを感染対策と呼ぶのなら、若者を守るために高齢者には犠牲になってもらう対策。
やはり「姥捨て対策」だ。
菊池医師が「高齢者など重症化のリスクがある人をどう守っていくのか考えていく必要がある」と訴えるが、
今から考えても遅い。
分かり切っていることにもっと早くに手を打つべきだ。
見殺しと言われても致し方ない対応だ。
(合掌)