医療非常事態の大阪 救急搬送、かつてないひっ迫。
民間の救急車もパンク寸前。
民間の救急車は、サイレンを鳴らしたり、緊急走行はできないが、
酸素投与をする医療機器などを備えた車で患者を搬送する。
12月は101件しか新型コロナの搬送はなかった。
1月には約10倍の1108件。2月はおよそ1300~1500件くらいになると、
民間の救急車を運行する会社の社長は現状を語る。
救急車を呼んでもすぐに搬送先が見つからない事案が多発。
大阪市内では2月6日までの1週間で552件発生し、搬送が完了するまでに48時間以上かかったケースも。
救急救命士・濱野さんは、「重症気味の患者が多い。
第5波では歩ける方がたくさんいたけど、ストレッチャー対応が増えてきている印象が強い」と危機感を訴えた。
「救急車に乗った以上は助けてもらえると思っていた」
先日、76歳の夫を急性心筋梗塞で亡くした女性の言葉は重い。
医療や介護施設従事者に感謝。
医療従事者や介護施設従事者を助けようという言葉はどこへ行ってしまったのか。