列車から追い出される。
ロシア軍の攻撃から逃れるため、多くの人々がウクライナから近隣国に避難しようとしている。
ウクライナに留学している外国人学生も同じだ。
しかし、アフリカ人学生の多くが、避難途中で人種差別に直面し、出国に苦労している。
列車内で人種差別的な中傷を受け、銃を持ったウクライナの警察官によって乱暴に放り出されたという。
シエラレオネからの留学生は、乗車券を持っていたにもかかわらず、国境への列車に乗れなかった。
リベリア人留学生は、ウクライナの国境で、ポーランドに向かうバスへの乗車を警備員から拒否された。
食べ物も避難場所もなく、寒空の下で2日過ごさざるをえなかったと語った。
ウクライナ政府は、外国人学生に対する人種差別の疑惑を「ロシアの偽情報 」として否定。
しかし、SNSには列車内で警官と黒人がもめる動画などが投稿されている。
ナイジェリア出身の医学留学生は「今はウクライナに失望している。
こんな状況で人種差別をするなんて」と涙した。
‘＠緊迫した状況の中では、強い差別が生まれがちだ。
方や、ロシア兵を救護するウクライナ人もいる。
ブーメランにならない行動が求められる。
ウクライナ国民や国内で戦っている戦士のためにも。
