米ニューヨーク市中心部にある近代美術館(MoMa)で12日、男が職員2人に刃物で切り付けて逃走。
来館者らは避難した。
容疑者は午後4時15分ごろに美術館を訪れ、会員証を見せて入館しようとした。
受付で会員証が失効していると断られて腹を立て、受付デスクを飛び越えて職員らを襲った。
会員証が失効したのは、容疑者が最近2回にわたり、秩序を乱す行為に及んだためだという。
職員2人は背中や鎖骨、首の後ろを刺され、数分以内に近くの病院へ運ばれて手当てを受けた。
命に別条はないという。
容疑者は60歳の白人の男で、黒いジャケットとマスクを着けていた。
防犯カメラに逃走する姿が映っていた。ニューヨーク市警(NYPD)が行方を追っている。
アダムス市長は最近、同市で急増する銃暴力や犯罪に対し、
警察の防犯部隊を復活させるなど対策に乗り出したばかり。
犯罪発生率の高い地区では14日から、安全チームによるパトロールが始まる。
この美術館は、小室眞子・圭氏夫妻が暮らしている高級アパートとから徒歩圏内にある。