「ロシアには、だまされた感あった」
安倍晋三議員は4日、京都市で講演し、ロシアのウクライナ侵侵略について、
「ロシアにはだまされた感があった」と、プーチンは騙されたからウクライナに侵略したと、
プーチンを擁護する見方を示した。
安倍議員は「プーチン大統領と27回首脳会談を行った。彼は米国に大きな不信を持っている。
北大西洋条約機構(NATO)の拡大だ」と説明。
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安倍議員は「ベーカー米国務長官(当時)は東西ドイツが統一しても管轄権を広げないと言った」と指摘。
「その後、どんどん拡大して、ハンガリー、チェコ、バルト3国にも広がり、
いよいよウクライナまできてしまうのではないかと(プーチンは)思った」と述べた。
一方、安倍議員はウクライナ侵略については、
「だからといって、あんなことをやっていいわけではない。
彼らがどう考えているかを理解するために私は述べている」と、語った。
‘@27回会談を行ってもプーチンを理解できなかったようだ。
そんな相手と、未来の夢を一緒に描こうとしていた安倍議員は無謀としか思えない。
安倍議員同様、NATO拡大がプーチンをウクライナ侵略に走らせたという意見を持つ人は多いが、
そもそも、なぜ、各国がNATOに入りたがるのかを述べる人はほとんどみない。
意外と、プーチン擁護派が多いようだ。
安倍議員にすれば、プーチンを否定することは自分を否定することにつながるので、言葉を選んでいるようだ。
アントニー・ブリンケン米国務長官は2022年1月7日、ワシントンでの記者会見で、
「NATOが新規加盟国を受け入れないと約束したことはない」と明言している。