22日、ウクライナ内務省のビクトル・アンドルシフ大臣がFacebookで、
「ロシア軍兵士が降伏した」と声明を発表。
添えられた写真には、銃を構えるウクライナ軍兵士と地面に伏して降伏するロシア軍兵士の姿があった。
投稿によると、ウクライナ政府は過去数週間にわたって、
ロシア軍兵士が使用している、スマートフォンを特定し、
降伏したい場合の条件と戦車や兵器などの軍備の引き渡し方法などをSMSで送信していたという。
そして今回、「数日前にロシア軍兵士の“ミーシャ”から電話があり、
彼に関する情報をウクライナ国防省情報総局に伝えた。
待ち合わせ場所を指定し、念のためドローンで付近を監視し、
待ち伏せ攻撃などの罠でないことを確認した上で我々の特殊部隊が彼の身柄を拘束した。
ミーシャによると、戦車に乗っていた仲間の兵士は彼を残して逃げ去ったとという。
そこでミーシャは『戦い続けることに何の意味もない』と思ったよだ。
彼によれば食料はほとんど残っておらず、軍の部隊の運営も混乱をきたしており、
ほとんど機能していないようで、ロシア軍兵士の戦意喪失が拡大していると明かした。
ミーシャという名前は仮名で、彼はロシアに帰国することを恐れており、
今後はロシア軍による侵攻が止むまでの間、ウクライナに留まるそうだ。
また侵攻が収束したあかつきには、ウクライナの市民権を申請する権利が与えられ、
1万ドル(約124万円)の報酬を受け取る予定とのことだ。
‘@1万ドルの報酬が本当だとしたら、他のロシア兵士の降伏のエサだろう。
しかし、降伏したロシア兵に1万ドル渡したら、死にそうになっているウクライナ国民の怒りが噴出する。