コロナ後遺症「1年4か月症状が続いている」
患者が語る理解されない“コロナ後遺症”の厳しすぎる現実。
日本全国の新型コロナの新規感染者数は870万人を超えた。(5月25日時点)
それに伴い、“コロナ後遺症”で苦しむ人も増えている。
感染した後、療養期間が終わっても症状が慢性化したり、あるいは突発的に出てきたりする。
症状の種類も様々で、倦怠感や咳、脱毛、など200種類以上あるという。
だが、感染して10日間の療養期間が終われば、
その後、生活に支障が出るほどの症状が続いても、特にフォローはない。
新型コロナ感染者の50%以上に後遺症を感じている。
感染から半年後でも異常があった人が10%余りいる。
感染した人の数十万人単位で何らかの後遺症が続いた可能性がある。
医師でさえ、何でも新型コロナのせいにするべきでないと述べる人がいる。
だから、社会も鬱同様、本人の気持ち次第などと解釈する。
後遺症で退職を強要されたり、仕事を辞めざるを得なくなった人も多数いる。
結局「心因性のものだ」「心療内科に行け」とか、そういう話しになる。
新型コロナに感染し、労災と認められたのは2021年度、1万9000件余りで前の年度のおよそ4倍に増えた。
この中には感染後の「後遺症」で労災認定されたケースも含まれていて、
厚生労働省は「後遺症」の症状が続く場合は労災を申請してほしいとしているが、
後遺症者との乖離が埋まらない。