ロシア国内では“ほころび”が。
ロシア徴集兵の権利を守る人権活動家アレクセイ・タバロフ氏によると、
ウクライナでの戦闘を拒否して帰還した兵士は少なくない。
「もうこれ以上参加したくない、自分は死にたくない、他人も殺したくないという声が毎日届いています」
団体には毎日10件以上の相談が寄せられているという。
「中隊の大半の兵士が除隊し、戦闘に参加することを拒否して帰って行ってしまいました。
一方で留まることにした者もいました。
彼らに対して指揮官が『軍事裁判にかける』とか『銃殺する』とか、
『反逆罪で25年刑務所に入れる』などと脅していたからです」
「彼らは長い間悩み、私たちは契約を破棄するよう2週間ほど説得していました」
「多くの人にとって、この戦争は不当な戦争であり、理解しがたい戦争なのです。
みんながみんな、オリガルヒのヨットやプーチンの宮殿のために死ぬ覚悟ができているわけでもありません」
一般のロシア国民の中にもSNSで反戦を訴える人々が。
(サンクトペテルブルク在住の男性)
「まず、ロシア人全員がプーチンを支持しているわけではないこと、
戦争を支持しているわけではないことを世界に示したい。
むしろ、国民の大半は戦争に反対だと思う」
(モスクワ在住の女性)
「誰でもチャンスがあれば掴みたいと思うはずです。私の場合は少しでも他の人の考えを変えたいと思っています」
「ロシアでは何かをオープンに発言することが難しい、でも私は恐れていませんし、
『恐れていない』ということを示したいです」
「『何もしない』、今はこれが一番恥ずかしいです」
侵攻に反対する空気はロシア軍内部にも漂っている。
‘@日本国内で「プーチンにも正義がある」などと、
述べる輩がいることが、ロシアの人も信じられない。