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より良い日本へ願いを込めて。

​​米、ウクライナへ「MLRS」供与。

アメリカはウクライナに「多連装ロケット砲システム(MLRS)」の供与を決めたが、
 
国境を超えて攻撃が行えるものではないとしている。
 
ロシアは、ウクライナへのMLRSの供与は、人道危機の悪化を招くと指摘。



ゼレンスキー大統領は、数週間前からアメリカに対して(MLRS)」の供与を求めていた。
 
この長距離砲があれば、ウクライナ軍も離れた場所からでもロシア軍を攻撃することができ、
 
ウクライナ東部での防衛力を高めることができるとしている。
 
ロシア国営放送の報道番組では、アメリカによるウクライナへのMLRSの供与は「一線を越える」ことになり、
 
そうなると「ロシアは厳しい対応を取ることになるだろう」と、司会者が発言。


 
ホワイトハウスのカリーヌ・ジャンピエール報道官は5月31日、

ウクライナが戦場を越えて使用するための長距離砲を送ることはない」と述べた。

MLRSは12発から18発の誘導ロケット弾を1分以内に発射でき、

射撃位置を敵が特定する前に、素早く別の位置へ移動することができる。

カービー報道官は記者団に対して

「戦局が時間とともに変化するにつれ、我々がウクライナの自衛を支援する方法も変わってきている。

ウクライナが支援を必要とする限り、我々も尽力していく」と述べた。

「我々はNATOとロシアの戦争を望んでいるわけではない」と、バイデン大統領。



‘@米が戦争を長引かせていると、陰謀論も含め多勢を占めているが、

米国民はこの戦争に米国が加担することをあまり良しとはしていない。

長引けば長引くほど、なぜ自国が他国の戦争に、そんなに金を出さなくてはいけないのかと批判は大きくなる。

中間選挙にも影響する。

戦争が長引けば、被害が大きくなるのは、もちろん、ウクライナとその国民自身である。

しかし、ウクライナ自身も妥協するつもりはない。

ウクライナ世論調査では、82%の国民が「ロシアに領土を明け渡したくない」という結果が出ている。

日本人には理解し難いのだろうが、士気は高い。

米国が戦争を長引かせているのなら、米国は何を止めて何をすればこの戦争は終わるのか。

その回答は誰も発しない。



中国が台湾奪取に動いたとき、同じ構図になる可能性は大きい。

中国と真正面で戦うのは「台湾軍」で、米国は「背後で支援」するだけ。

日本の尖閣諸島についても、同じことが言える。

1人の日本人も住まない岩の島を守るのに、米国が出てきて戦うとは思えない。

北方4島では戦わないと明言している。

日本国本土が攻撃された時はどうなる。

相手は最初に、米軍がいないところを攻撃する。

日本も今回の戦争で学ぶべき教訓は沢山ある。

本気で取り組まなければならない。