岸田総理は26日からドイツを訪れ、先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席する。
日本の総理がNATO首脳会議に出席するのは初めて。
総理は23日、松山市で演説。
「ロシアによるウクライナ侵略は世界の平和の秩序を揺るがす暴挙だ。
こうしたことは世界のどこでも許してはならない」と訴えた。
G7としては、ロシアのウクライナ侵略に対して結束を確認するとともに、
ウクライナの穀物輸出が停滞し、アフリカ諸国などが食料危機に直面している問題を受け、
代替の輸送ルートの確保などで協力する方針だ。
日本も国連食糧農業機関(FAO)などを通じ、ウクライナの穀物貯蔵庫整備や、
途上国への食糧支援を打ち出す方向で調整している。
日韓とオーストラリア、ニュージーランドによる4カ国首脳会談の開催も検討しており、
中国を念頭に、法の支配など「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携を確認するものとみられる。
日本は来年のG7議長国で、首相は被爆地・広島でのサミット開催を表明している。
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