「『コロナ犠牲仕方がない』とするなら岸田首相はそう説明すべき」
岸田総理は20日、関係閣僚と協議し、新型コロナの位置づけを季節性インフルエンザと同じ「5類」に変更するとともに、
マスク着用のルールを緩和する方針を示した。
厚生労働省を担当する大手新聞社記者が語る。
「政府のなかには、マスクをしない外国人観光客の増加にともない、国内でもマスク不要論が加速すれば、
表面的にでも『平時の日本』に戻れるとみている人がいるのです」
第8波のピークは越えたとみられているが、1月14日のコロナの死者数は、一日の発表として過去最多となる503人に。
12月20日からわずか1カ月間で11146人がコロナで命を落としている。
昭和大学医学部客員教授の二木芳人先生氏は警告する。
「政府は『ある程度の犠牲は仕方がない』というスタンスなのでしょう。
しかし、その覚悟ならば、国民に明確に説明をするべきです。
たしかにコロナで亡くなっている方には、持病や全身状態が悪化して命を落としている人も少なくありません。
しかし、そもそもコロナに感染しなければ、今でも平穏な日々を過ごせた方々。
それを見ないふりをしてマスク不要を議論するのは、国民に間違ったメッセージを発することになります」と訴える。
「感染している人はウイルスをまき散らさないこと、さらにウイルスを含んだ飛沫を受け取らないという意味では、
マスクは現段階では基本的に有効な防御手段です。
米ボストンでマスク着用の解除指示が行われた学校で“マスクを外した地区”と、“マスクを外さなかった地区”とを比較した調査では、
マスクを外した地区の感染者割合が2倍も多かったという報告もあります」
「感染者の全数把握をやめたことで、陽性者だけど知らない顔をしている人などの“隠れ感染者”が急増。
また水際対策が緩和され、米国などで拡大しているオミクロン株のひとつで感染力が強い『XBB.1.5』が日本で流行する可能性も高い。
政府からマスク不要のメッセージを発することで、高齢者施設でのクラスターだけでなく、
救急搬送困難や医療にアクセスできない患者がさらに増加するリスクや後遺症の問題もあります。
大切な人だけでなく自分の命を守るため、状況を見ながらメリハリのあるマスク着用が重要です」と強調した。
遺族の現在の胸の内 62人感染13人死亡の大阪の高齢者施設...症状悪化しても入院できずに死亡)
‘@二木氏はわたしの考えと同じようだ。
高齢者が多数亡くなっているのに無視する政府。
それを、さらに新型コロナ対策を緩和して加速させようとしている。
まさに、高齢者削除政策。
その言い訳が死亡率が下がっている。
率は下がっても死者数は増えている。血も涙もない言葉だ。
今後も、感染リスクの高い場所に行くときや、家族に高齢者がいる場合などはマスクを装着することを切に願う。
これ以上高齢者を無駄死にさせないでくれ。
(合掌)