「俺は骨格じゃなかったのか!」
10日に実施する内閣改造・自民党役員人事に絡んで、
萩生田光一経済産業相は8日の閣議後記者会見で、自身の人事に言及。
萩生田大臣は「最後は総理のご判断に委ねたい」としつつ、
「引き続き信頼をいただいている経済産業行政をしっかり前に進めていく、それに全力をあげていきたい」
と続投への意欲をにじませた。
萩生田大臣は、前日7日に岸田総理と面会していた。
その時の話題について会見で問われると、「こういう時期なので人事を含めた色々な話をした」と明かした。
さらに、エネルギー問題や福島の復興など所管の諸課題を挙げながら、
「こんな大変なことを、人が代わって大丈夫なのかという思いがある。
継続してやっていくことが望ましいのではないかと僭越ながら思っている」と述べた。
また、「(報道で)『骨格は維持する』と出ていて、ああ、俺は骨格じゃなかったのかと、
そんな思いもあります」とも語った。
松野博一官房長官や自民党の麻生太郎副総裁らが続投するとの一部の報道で、
萩生田氏の名前がなかったことを示唆したとみられる。
‘@岸田総理と面会した時にあまり色よい返事をもらえなかったようだ。
内閣人事で現役の大臣がここまで踏み込んだ発言をするのも珍しい。
経産大臣はオレしかいないだろ。オレは党要職より大臣をやりたいんだ。
オレは骨格じゃ無いのか?オイ!岸だぁ、聞いてるか!
オレを怒らしたら安倍派が黙っていないぞ!オレは総理大臣候補だぞ、分ってるのか?岸だぁ!
萩生田大臣の発言により、萩生田氏をそのまま継続させると、
岸田総理は安倍派萩生田に屈したと見られ、大臣を外すと、軋轢が生じる。
萩生田氏はそれが狙いだ。
総理大臣の椅子も近付いてきたし、ここらで少し力を誇示しておかねば、と。